2015年1月6日火曜日

イキウメ「新しい祝日」を見に

東京芸術劇場だった。
劇場すばらしい。
何しろ近い。
何しろキレイ。
吹き抜け入って、上に登るか、下に潜るか、でなんとなく芝居が違うのもうれしい。

毎回「あなたがあるからこそ、ここは」と感謝の気持ちでいっぱいです。


ま、それはどうでもいいとして。
イキウメ(劇団名)の「新しい祝日」(本筋とはあまり関係のないタイトル)を観ました。
私の持論としてですが。
誕生日を特別な日として祝うのはごく限られた人で、むしろ亡くなってから「命日」を祝うよりも亡くなった後での「誕生日」を記念日にしたらいいといつも思っております。
つまり、生前はあまり誕生日は重要ではなく、お亡くなりになってから「あぁ、あの人に会えてよかった。あの人が生まれてきてよかったなぁ。」と思うのがさ、その人の記念日なんだと思うんですよ。
だから別に「祝日」なお話だったのかと言われると、そうですかね、としか返しようがないです。

でも内容は、SFで、不条理で、大変よろしかったです。
今、不条理を二次元以外でできるのって舞台しかないんだと思うんですよね。
不条理だったらこれいいなぁ、って。
今流行りの(?)理系の人が書く不条理で再現性のなくても構わないSFよりはもっと面白いなと思いました。
それを際立てせていたのが、キャストに載ってなかったんですが澄人くんの怪演ぶりかな。

日常は「おいわい」はあっても「祝日」にはなり得ないんだなぁ、と実感しました。
だって凡人だもの。
でも「じゃあ、どんなタイトルをつけるんですか」と言われても困ります。
たまにはタイトルなにも出てこない時もありますよね(現在進行形のセミナーのタイトルがまさに)。


今回はダメダメな感想です。



追記;なんだかんだ言っても、イキウメの舞台は事あるごとにその場面を思い出し、なんだかその字面を見てるだけでまた観たくなるんですけど、なにか中毒性の物質を含んでいるに違いないと思います。再現性はなくてもいいし、コピペでもいいので誰か証明してくださいな。

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